特別保存刀剣
相右衛門吉家(広貞)の次男。初銘広則。寛永十一年播磨大掾を受領し、忠国と改め、のちに播磨守に転ず。 小城鍋島家に抱えられ小城藩工ととなり橋本播磨と号す。老後は入道し播磨入道休鉄と打つ。元禄四年四月二十二日没。 銘は初期の寛永頃は播磨の磨の字の下を「石」ではなく「手」と切り「播摩」となり、正保頃より「磨」と切る。 傍肥前の中では初代正広に比肩するほどの上手。 本作は播“磨”と切り、出来は反りがよくつき、地鉄はよく詰み、刃文は丁子刃が高低に焼かれ一見にして 福岡一文字と見紛うほどの出来となる。金筋も入り忠国の力量が垣間見える頗る出来の良い一振りとなる。
長さ | 52,8cm |
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反り | 1,8cm |
時代 | 江戸 |
国 | 肥前 |
先幅 | 2.1cm |
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先重 | 0.5cm |
元幅 | 3,1cm |
元重 | 0.7cm |
580,000円