刀装具

無銘


特徴

千疋猿とは作り物のくくり猿を連ね神前に供えて女児の厄除けや芸能の上達を祈願したもののようである。もちろん千疋いるわけではなく単に数多くいることを表しているだけである。 この構図は肥前の矢上一派が千篇一律に踏襲しており、本作も多分にもれず矢上一派の手であろう。しかし通常の千疋猿の作とは違い、猿の目には丁寧に真鍮が施されておりどの猿もこちらを向いているかのように見える。鉄味も良く入念な作である。

詳細

図柄 千疋猿図
時代 江戸
肥前
材質
6.8cm
6.4cm
重ね 0.5cm

金額

60,000円